Javaは、言語としては、ごく初心者が学習するもの、というイメージもある。
プログラミングの学習時に習得すべき、およその概念や機能が押さえられいる言語でもあるので、プログラミングの中でも、常に一方先んじているプログラミング言語である。
かといって、Javaを習得しても、それだけを武器に、案件を獲得したり、希望するプロジェクトに就いたりする事は難しいが、それを理由としてJavaに興味を失ってしまうのは避けたい。
Javaは、汎用性を上げるため、処理するスピードを落としているので、スピードを求めるクライアント向きではない。

しかし、Javaは、あらゆるプログラミング言語にある概念や機能を備えているので、Javaを身に付けると、即効性は無くとも、必ず未来に向けて自分の可能性を広げてくれ、やりがいを見出すことができる。
エンジニアの求人では、やはり評価の対象となるのは言語スキルであり、Javaも充分評価される言語なので、採用のチャンスが増える可能性もある。

Javaエンジニアにとっても、移り変わりの速いIT業界においては、そこに留まることは許されない。他の言語にも積極的に挑戦して、自分のスキルを開拓していく時、汎用性の高いJavaを習得した技術は、大変活かされることになる。
また、いろいろなプロジェクトを経験すると、その度に別のプログラミング言語に出会うことになる。
そんな時もJavaは、初期の段階で多くの人が習得している言語なので、Javaという共通言語を持っていることで、そこに帰属する仲間としてエンジニア同士が自分のスキルや経験値を共有しあえ、トラブルや問題解決の糸口となることもあるのだ。